新年度
コロナ禍で始まった2021年度。
大変な状況の中でも、細心の注意を払って、充実した日常を送りたい、記念日を大切にしたい思いがあります。
4月初旬は、お子様の入学式・入園式にご出席のお客様の出張着付けをさせていただきました。
お子様の大切な晴れの日だからこそのお着物。
お着物をお召しなったお母さまを見る、お子さまの表情が大好きです。嬉しそうでちょっと照れたご様子から、お母さまが綺麗で嬉しい、というお気持ちが伝わってくるのです。
着物とスーツ、どちらが楽かといえば正直スーツだと思います。お着物は、準備も着付けもある。そして片付けだって楽ではありません。それでも、お子様のためにかける時間と手間が、愛情だなと思います。お母さんあの時着物を着てくれたな、とお子様の記憶にも残り、大きくなった時にも愛情を感じるのではないかと思います。
着付けをさせていただきながらお客様とお話すると、お着物は持っているけれど着る機会が少ないです、とおっしゃる方が多いのです。お嫁入りの時に誂えてもらったお着物や、お気に入りのお着物も仕舞い込んでいては宝の持ち腐れです。仕舞い込んで大切にするのではなく、たくさん着ることで大切にしましょう。着物姿は美しさ3割増しです!